オルグ火山の火口でトカゲ族のモロク王と魔女オーヤに拿捕された深谷レイは、日本では就活中の女子大生だった。
母子家庭で育った彼女は気弱で引っ込み思案な性格で、自分に自信が持てないことを何よりもコンプレックスに感じていた。
レイはある朝いつもと違う道を通り駅へと向かう途中、黒猫に導かれて闇に飲まれこの世界に転移してきた。そして早々に奴隷のような扱いを受けてすっかり委縮してしまうのだが、シオリと出会い少しずつ自分を見つめなおしていくことになる。

黒姫ディープ・リッチ(深淵屍姫)
七人の姫神のひとり。「傀儡の道標」。
黒い靄に包まれたゴシックなドレスに赤いいばらの冠を戴き、肌は白蝋のように白い。
死霊魔術を操り、自身も人形のような動きで生を感じさせなくなる。
痛みを感じなくなる無痛症、死者を操る無限の兵力が特徴的。
相対するだけで相手を恐怖に陥れる存在である。
神器デスブリンガー(死をもたらすもの)
黒い広刃の両手剣。
転身するとより禍々しい魔剣となる。
斬った者の生命力を吸い取り、相手を負傷ではなく死に至らしめることができる。
剣単体でも戦闘力を発揮することがあり、レイがいなくとも闇の瘴気を発してて戦うこともある自律した剣である。
姫神魔法
- アシッドボール(溶解団子)
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黒い靄と腐臭を吐き出す土塊を作る。ぶつけられると身体が腐り土と同化する。
- パラライズロア(麻痺咆哮)
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叫び声で相手を麻痺させる黒い風を四方に飛ばす。
- リボーンゾンビー(黄泉乃来訪者)
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真新しい死体を下僕として甦らせる。複数体可能。
その後のレイ(ネタバレあり)
第1章終了時点
降臨早々にトカゲ族の虜囚となったレイは、カエル族の老兵ヌマーカの手引きで脱走。シオリと知り合うも再び魔女により囚われの身に。
目の前でカエル族のインバブラが痛めつけられる凄惨な光景を見せられたことで恐怖心が破裂、黒姫として覚醒する。
それは魔女の思惑通りであり、モロク王を殺害するとシオリとも敵対し、彼女らと袂を分かつことに。
そして魔女により拘束されて棺に納められ、永い眠りを強要されている。
ギャラリー


